会社の成長発展を実現するために助成金を活用しよう！

事業主の皆様、今後の事業展開について以下のことをお考えでしょうか。

異業種に進出して従業員を採用する。 従業員を教育・訓練する。 パートタイムの労働者を正社員に登用する。 定年を引き上げて高齢者が働きやすい制度にする。 身体障害者が働ける環境を整える。 育児休業を容易に取得できるよう環境を整備する。 解雇などをせず、休業などして雇用を維持する。

実は、これらのことを検討されている事業主の方は、助成金を受給できる可能性があります。ただし、無条件で受給できる訳ではありません。助成金とは会社を成長発展させるために何らかの行動を起こしたときに支給されるものですから、何もせずに単に助成金が欲しいということで申請することはできません。

国としても助成金をバラ撒くのではなく、医療や介護、環境、健康分野などの成長産業、また異業種進出や従業員の教育訓練など意味のある分野に助成金を出したいという意向がありますから、そのような目的に沿った形での助成金申請でなければ採用されることはありません。

様々な事例を見ていると、助成金目的で従業員を採用している会社は大概が失敗しています。一方で、会社の成長発展を考えて従業員を新規に採用したり、働く環境を整備するために助成金を活用している会社は成功しています。ですから、助成金は会社を成長発展させるためのひとつの手段として活用していただきたいと思います。

融資や借入との違い

助成金を融資や借入と混同されている方がいらっしゃいますが、まったく異なるものです。

融資や借入は会社が、何らかの行動を起こすとき（新規事業の立ち上げや設備投資など）に「行動を起こす前」に手にする資金のことですが、助成金は何らかの「行動をした後」（従業員の教育訓練、定年延長、育児制度の導入など）に、申請をして、許可されはじめて得られる資金です。

また、融資や借入は利息をつけて返済する必要がありますが、助成金は原則として返済や利息を支払う必要がありません。ただし、不正受給をした場合は、高額な利息をつけて返済する必要がでてきますので注意してください。

つまり、助成金は、融資や借入と違い、

会社として何らかの行動をした後に、申請するもの。 原則、返済や利息の支払いは不要。

と理解してください。

助成金を獲得するための秘訣

助成金を受給するために必要なのはきちんとした計画です。助成金を申請する前には、例えば採用であれば、ハローワークに求人を出して、ハローワークの紹介で採用しなければならないなど、守らなければならない約束ごとがたくさんあります。したがって、「いつ、どんな書類を事前に用意して、どんなことをすればよいのか」という詳細な計画が必要になるのです。

また、助成金受給のためには、賃金を○○万円以上支払うとか、○時間以上の教育訓練を行うなど要件があるのできちんと確認しておかなければなりません。

助成金はたくさんの種類があり、仕組みも複雑なので、はじめての方にとっては非常にわかりにくい内容になっています。わかりにくい仕組みの理解に手を焼くよりも、助成金の申請はプロである社会保険労務士に任せて、本業に専念された方が賢明です。

当事務所では、現在どのような助成金を募集しているのか、助成金を申請するには何をしたらよいのか、などわかりやすく説明させていただきます。また、申請後に「これでは不支給決定せざるを得ない」などと行政や関係機関から言われたり、書面が届いているような場合でもご遠慮なくご相談ください。

当事務所が提供する助成金申請相談の内容

当事務所では、助成金のご紹介や申請準備、申請書類作成代行を行なっております。助成金によって用意する書類や準備する内容が異なってきますので、お早めにご相談ください。